日本自動車殿堂は、豊かな自動車社会の構築とその発展に貢献された方々、そして現在第一線で活躍されている方々を対象にして、それぞれの優れた業績を讃え顕彰し、永く伝承してまいります。
日本自動車殿堂 JAHFA

ニュースリリースNews release

2024.11.06

JAHFA 日本自動車殿堂 2024 殿堂者(殿堂入り)/2024 歴史遺産車/2024~2025 イヤー賞を発表致します。

1.2024 日本自動車殿堂 殿堂者(殿堂入り)  5名

酒井文人 氏  モーターサイクルレースとモビリティ文化の道を拓く

酒井文人(さかい・ふみと)氏は、戦後のモーターサイクルレースの開催に携わり、二・四輪誌を刊行し健全なライダー・ドライバーを育成、国産メーカーの国際競争力を高める礎を築き、日本のモータリゼーション文化を高めることに、多大な貢献をされました。その偉業をたたえ、永く伝承して参ります。

下川浩一 氏  自動車産業研究の道を拓き国際ネットワークを構築

下川浩一(しもかわ・こういち)氏は、米国自動車産業の研究を皮切りに、日米自動車産業の経営分析に取り組み、日本的経営の復興を提言するとともに、国際的な自動車産業研究のリーダーとして、国際ネットワークを構築されました。その偉業をたたえ、永く伝承して参ります。

内山田竹志 氏  世界初の量産ハイブリッド車開発と次世代モビリティを主導

内山田竹志(うちやまだ・たけし)氏は、自動車エンジニアとして21世紀の資源環境問題に対応するため燃費向上を目指し、世界初の量産ハイブリッドシステムを開発、環境対応の主流技術として世界中に定着させるとともに、幅広いエネルギー問題への取り組みを主導されました。その偉業をたたえ、永く伝承して参ります。

大聖泰弘 氏  エンジン研究の道を極め国内外の新たな研究を支援

大聖泰弘(だいしょう・やすひろ)氏は、自動車排出ガスの浄化技術研究およびディーゼルエンジンの研究に取り組み、NOxなどの低減技術やエンジンの高効率化を提言、電気自動車の採用を促進する急速充電システムの開発など、永年にわたり日本の自動車技術の向上に貢献されました。その偉業をたたえ、永く伝承して参ります。

原昌宏 氏  日本発世界標準 誇り高きQRコードの発明者

原 昌宏(はら・まさひろ)氏は、1次元コードに代わる新技術の開発に取り組み、問題点を徹底検討、誤認を避け、誤り訂正機能を持つ大容量かつ高速読み取りが可能なQRコードを開発し、自動車業界のみならず広く世界に開放し、日本発の世界標準を生み出しました。その偉業をたたえ、永く伝承して参ります。

2.2024 日本自動車殿堂 歴史遺産車   4車

NS号 (1909年)

NS号は明治末期に島津楢蔵氏により独自に開発された、空冷単気筒エンジンを搭載した日本初のモーターサイクルで、その後の量産モデルへと続く国産モーターサイクルの源流となった、歴史的名車である。

トヨタ 2000GT(1967年)

トヨタ 2000GTは自社の技術を世に問うために、ヤマハの協力を得て開発された。国際速度記録を樹立、流麗なスタイリングを持つ日本製GTカーとして世界的に高い評価を得た、歴史的名車である。

スズキ アルト(1979年)

スズキ アルトは軽自動車の排気量が550㏄への拡大を機に、その本質を捉え、ムダや飾りを省いた低価格車として登場。当時低迷していた軽自動車市場を復活させ、今日の軽自動車の地位を確固たるものにした、歴史的名車である。

スバル レガシィ(1989年)

スバル レガシィは富士重工業の世界戦略車として、走りの質の向上を目ざしたイノベーションから生まれ、AWD技術やステーションワゴン市場を開拓するとともに、その後のスバル独自の基幹技術を確立した、歴史的名車である。

3.2024〜2025 日本自動車殿堂 イヤー賞 4賞

2024〜2025 日本自動車殿堂カーオブザイヤー(国産乗用車)
「トヨタ クラウン(セダン)」および開発グループ

上級セダンの新しいイメージ創造に挑戦
FCEVを含む多様なパワートレーンで環境に対応
パーソナルとビジネスユースを高い次元で両立

2024〜2025 日本自動車殿堂インポートカーオブザイヤー(輸入乗用車)
「ボルボ EX30」およびインポーター

日本にフィットするSUVタイプのコンパクトEV
オリジナリティの高いモダンでスマートなデザイン
高い運動性能と実用的な航続距離を実現

2024〜2025 日本自動車殿堂カーデザインオブザイヤー(国産乗用車)
「トヨタ クラウン(スポーツ)」およびデザイングループ

クラウンらしさを覆す大胆で戦略的なスタイリング
トヨタのフラッグシップSUVとして力強い造形
高品質の色とマテリアルを生かした魅力的な内装

2024〜2025 日本自動車殿堂カーテクノロジーオブザイヤー(国産乗用車)
「e-SKYACTIV R-EV:マツダ MX-30 Rotary-EV」および開発グループ

ロータリーエンジンを活用した新ハイブリッド
コンパクトな電動駆動ユニットの実現
既存技術を発展させ新たな分野への挑戦

プレスリリース1 ・プレスリリース2【報道関係者向け】写真素材


2024.11.05

2024年11月13日(水)13時30分より2024日本自動車殿堂表彰式を開催致します。

2024日本自動車殿堂表彰式を2024年(令和6年)11月13日(水曜日)13時30分から学士会館(東京都千代田区神田錦町3-28)にて開催いたします。
表彰式典は、当日13時30分より自動車殿堂のYoutubeチャンネルにて同時配信をいたします。
以下のURLよりご視聴いただけます。ぜひ、ご覧ください。

https://youtube.com/live/rZPO9bjVll4


2024.11.01

小口泰平名誉会長が公益財団法人 国際交通安全学会(IATSS)から「功労賞」が授与されました

日本自動車殿堂設立者の一人であり、当会の初代会長を15年にわたって務めた小口泰平名誉会長が、このたび国際交通安全学会から、2024年9月17日に開催された創立50周年記念の式典において、記念表彰として功労賞が授与されました。この模様のレポートをお届けします。

2024年に50周年を迎えることになった国際交通安全学会(IATSS)は、1974年に設立された公益財団法人で、交通の分野では国内唯一の学会であり、「交通安全」を取り巻く様々な課題の解決を目指して学際的な研究活動を続けています。本田技研工業株式会社の創業者である本田宗一郎氏と藤澤武夫氏の両氏と本田技研工業株式会社が提供した基金をもとに設立されており、会員は交通工学の専門家をはじめとして、評論家、ジャーナリストなどの50名強の会員が中心となり、国内はもとより交通問題が深刻なアジアの開発途上地域などにも研究・実践を展開しています。
公益財団法人 国際交通安全学会 https://www.iatss.or.jp

50周年を迎えるにあたって、武内和彦会長は「五十周年を機に、こうした新たな課題にも果敢に取り組むとともに、ジャーナルやフォーラムを通じて世界と交流し、情報発信することで、IATSSのさらなる国際的認知度の向上を目指し、この分野においてフラッグシップ学会に発展させることが、会長としての私の願いである(一部抜粋)」と『国際交通安全学会誌』の巻頭言で語っています。


第一部において国内の記念表彰(功労賞)として選ばれた方々の中で小口泰平名誉会長が、最初に名前が呼ばれ、壇上にあがりました。


武内和彦会長から感謝状を受け取る小口泰平名誉会長。


小口泰平名誉会長からは、受賞の喜びが語られました。

令和6年11月1日

日本自動車殿堂 事務局


2024.10.01

2024~2025日本自動車殿堂イヤー賞の選考について

日本自動車殿堂イヤー賞選考委員会では、2024年も11月13日の表彰式典に向けてイヤー賞各賞の選考準備を進めています。選考対象は2023年10月16日から2024年10月15日の間に発売された新型車です。日本自動車殿堂カーオブザイヤーおよび同カーデザインオブザイヤー、同カーテクノロジーオブザイヤーは国産乗用車を対象に、日本自動車殿堂インポートカーオブザイヤーは輸入乗用車を対象に選定します。
選考委員は各賞合計延べ55名。大学の教授および名誉教授などで構成されており、各選考委員の持つ専門的な視点からそれぞれ選考し、投票されて選ばれるのが日本自動車殿堂イヤー賞の特色です。
2024~2025日本自動車殿堂イヤー賞各賞は11月6日にプレス発表されます。どうぞご期待ください。

令和6年10月1日

日本自動車殿堂イヤー賞選考委員会 委員長 廣瀬敏也


2024.09.01

日本自動車殿堂「歴史遺産車」プレート掲出活動について

日本自動車殿堂では、日本の自動車の歴史に優れた足跡を残した名車を「歴史遺産車」として選定いたしておりますが、多くの皆さまに、選定された名車たちについて知っていただけるように当会のオフィシャルサイトにて歴代の歴史遺産車を紹介しています。
さらに、歴史遺産車として選定され、トヨタ博物館(愛知県長久手市)が所蔵しているクルマには、日本自動車殿堂が作成してご提供した「歴史遺産車」のプレートが添えられており、実車をご覧いただくことができます。写真のトヨタスポーツ800の他にも数多く展示されており、車両の細部も見ることができます。このように「歴史遺産車」のプレートを掲出していただく活動は、トヨタ博物館の他に日本自動車博物館(石川県小松市)などの施設でもご協力をいただき展開しております。
これまでに選定された歴史遺産車についてご興味をもたれましたら、日本自動車殿堂のオフィシャルサイトをぜひ、ご覧ください。
https://www.jahfa.jp/category/history-car/

令和6年9月1日

日本自動車殿堂 研究・選考会議 副議長 木村 徹


トヨタ スポーツ800。このように歴史遺産車に選定された展示車両には、当会が作成した「歴史遺産車」プレートが添えられています。


「歴史遺産車」プレートの全体像。選定理由などが記されています。


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日本自動車殿堂 総覧 第一巻Oficial Book

オフィシャルブック

特定非営利活動法人 日本自動車殿堂の創立15周年を機にこれまでの活動を第一期と位置づけ、その活動を網羅した永久保存版として刊行。殿堂者(殿堂入り)70名の業績、歴史車12台の紹介をはじめ、第一期の活動を紹介しています。全900頁、束80mm、糸綴・合皮装丁金文字高質仕上げ。定価28,000円(税別)。

さらに、式典開催に合わせ『機関誌JAHFA(年次報告書)』を発行しています。

『日本自動車殿堂 総覧 第一巻』/『機関誌JAHFA』のお申し込みは、
■日本自動車殿堂事務局(info@jahfa.jp)までお問い合わせください。

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