ニュースリリースNews release
2025.11.06
2025年11月12日(水)13時30分より2025日本自動車殿堂表彰式を開催致します。
2025日本自動車殿堂表彰式を2025年(令和7年)11月12日(水曜日)13時30分から芝浦工業大学豊洲キャンパス交流棟5階大講義室(東京都江東区豊洲3-7-5)にて開催いたします。
表彰式典は、当日13時30分より自動車殿堂のYoutubeチャンネルにて同時配信をいたします。
以下のURLよりご視聴いただけます。ぜひ、ご覧ください。
https://youtube.com/live/yadhB_95w_w
2025.11.05
JAHFA 日本自動車殿堂 2025殿堂者(殿堂入り)/2025 歴史遺産車/2025~2026 イヤー賞を発表致します。※2020年は新型コロナ感染拡大により表彰式典が中止となったため、本年2025年に2020殿堂者(殿堂入り)を表彰させていただくことといたしました
1.2025 日本自動車殿堂 殿堂者(殿堂入り) 1名

鈴木 脩己(すずき おさみ)氏 自動車文化を読者とともに共創
(株式会社三栄書房 元代表取締役社長、株式会社三栄 取締役 相談役、1940年〜)
鈴木脩己氏は、自動車雑誌出版に長きにわたって携わり、詳細なロードテストにより新型車を客観的に評価。数多くの雑誌を立ち上げ 世界的なイベントを生み出し、日本の自動車文化をファンと共に創り上げる多大な貢献をされました。その偉業をたたえ、永く伝承して参ります。
2020 日本自動車殿堂 殿堂者(殿堂入り) 3名

岡 並木(おか なみき)氏 交通文化とその新たな価値観の道を拓く
(評論家〈比較都市史、人間の移動史〉、朝日新聞社 元編集委員、静岡県立大学 元教授、1926年~2002年)
岡並木氏は、ジャーナリストとして生涯にわたり、自動車交通問題に取り組み、利用者ニーズに立脚した総合交通体系のあり方を提案され、ノンステップバスやコミュニティバスなどを実現。さらに環境・エネルギーの観点から交通体系を提言しました。その偉業をたたえ、永く伝承して参ります。

平井 敏彦(ひらい としひこ)氏 自動車文化に貢献した初代ロードスターの開発責任者
(初代ロードスター開発責任者、大分大学工学部生産システム工学科元講師、1935年~2023年)
平井敏彦氏は、オープンスポーツカーの新たな市場創りにマツダ「ロードスター」を開発・投入し、運転の楽しさやオープンカーの魅力を再び世界に訴え、2人乗り小型オープンスポーツカー世界一の累計生産台数樹立の源流となりました。その偉業をたたえ、永く伝承して参ります。

伊藤 修令(いとう ながのり)氏 日本を代表する高性能スポーツカーの礎をつくる
(日産自動車 R32スカイライン開発主管、オーテックジャパン元常務取締役技術本部長、1937年)
伊藤修令氏は、名車スカイラインの開発に長年従事し、R32型の開発責任者として伝統あるGT-Rを発展させ、レース活動においても連戦連勝の偉業を成し遂げました。同車はその後日本を代表する高性能車に進化し、世界に高く評価されるに至りました。その偉業をたたえ、永く伝承して参ります。
2.2025 日本自動車殿堂 歴史遺産車 3車

SUMINOE フライングフェザー (1954年)
フライングフェザーは戦後復興期に設計者富谷龍一氏の「最小の機材と燃料で事足りる自動車を」という思想を具現化。合理的な設計を追求した乗用車として、日本の軽自動車の嚆矢となった歴史的名車である。

UDトラックス ミンセイ 6TW12(1960年)
ミンセイ6TW12は戦後の経済事情を考慮し開発され、日本初の後輪2軸駆動10.5トン積み大型重トラックで、自社開発の2サイクル ユニフロー・スカベンジングディーゼルエンジンにより、日本の産業発展に貢献した歴史的名車である。

ダイハツ シャレード(1977年)
ダイハツ シャレードは独自の技術で開発した乗用車で世界初の量産1000㏄4サイクル3気筒エンジンを搭載。十分な室内空間を確保。高い経済性と安全性を実現し、国産大衆車の新たな指針となった歴史的名車である。
3.2025〜2026 日本自動車殿堂 イヤー賞 4賞

2025〜2026 日本自動車殿堂カーオブザイヤー(国産乗用車)
「ホンダ N-ONE e:」および開発グループ
日常生活に安心な軽 EV として十分な航続距離
レトロとモダンを融合した優れたデザインイメージ
軽自動車枠ながら安全運転支援機能を充実

2025〜2026 日本自動車殿堂インポートカーオブザイヤー(輸入乗用車)
「フォルクスワーゲン ID.Buzz」およびインポーター
オリジナルワーゲンバスを EV でオマージュ
フラットで広い車内空間と多彩なシートアレンジ
多人数が乗車可能なミニバン EV

2025〜2026 日本自動車殿堂カーデザインオブザイヤー(国産乗用車)
「ホンダ プレリュード」およびデザイングループ
近未来を感じさせる新スポーティクーペ
低くてシャープなフロントノーズと流麗な造形
広くて実用的な空間と洗練されたインテリアデザイン

2025〜2026 日本自動車殿堂カーテクノロジーオブザイヤー(国産乗用車)
「サイクリスト対応歩行者保護エアバッグ:SUBARU フォレスター」および開発グループ
世界初のサイクリスト対応エアバッグを実用化
エアバッグの展開領域を A ピラー後方まで拡大
死亡交通事故ゼロへの取り組みをさらに進化
・プレスリリース1 ・プレスリリース2・【報道関係者向け】写真素材
2025.05.02
日本自動車博物館の「日本自動車殿堂エリア」にて、当会のオフィシャルサイトに簡単にアクセスできる、QRコードの掲示パネルが新たに設置されました
2024年4月に名古屋のトヨタ博物館のクルマ館3階にて「日本自動車殿堂コーナー」が新設されましたが、それに続き、本年2025年5月より日本を代表する自動車の博物館である日本自動車博物館(石川県小松市)においても、今まで常設されていた「日本自動車殿堂エリア」にて、『日本自動車殿堂』のオフィシャルサイトを閲覧することができるQRコードの掲示パネルを新たに設置していただけることになりました。


日本自動車博物館2階の「日本自動車殿堂エリア(展示の部屋)」に掲示されるQRコードの展示パネル
日本自動車殿堂の活動を紹介するオフィシャルサイトのQRコードの掲示は、トヨタ博物館に次いで2館目となります。日本自動車博物館を見学される際には、ぜひ2階の「日本自動車殿堂エリア(展示の部屋)」をご覧いただき、QRコードにスマートフォンをかざしてアクセスしてください。日本自動車殿堂の最新の情報を知ることができます。
https://www.motorcar-museum.jp/
2025年4月30日
日本自動車殿堂 事務局
2025.03.31
2025年3月20日、トヨタ博物館へ表敬訪問しました
2025年3月20日(春分の日)に日本自動車殿堂の事務局から小林謙一と山田国光の両理事に加えて、研究・選考会議の木村徹副議長を含めた3名は、愛知県長久手市にあるトヨタ博物館へ表敬訪問しました。トヨタ博物館では、午前11時から行われた動態保管されているクルマの「走行披露見学会」や企画展「クラウン70周年特別展示~なぜ70年生き続けているのか~」、リニューアルオープンした「クルマの図書館」を見学しました。そのあとに2025年1月から新任された榊原康裕館長と社会貢献部の谷中耕平学芸・企画1グループ長と面談し、日本自動車殿堂はこれまで同様にトヨタ博物館との協力体制を続けてゆくことなどを確認するなど、引き続きのご支援をお願いしました。

写真左から木村徹副議長、榊原康裕館長、谷中耕平学芸・企画1グループ長
(トヨタ自動車初の生産型乗用車のトヨダAA型乗用車の展示前にて撮影)
2024.11.06
JAHFA 日本自動車殿堂 2024 殿堂者(殿堂入り)/2024 歴史遺産車/2024~2025 イヤー賞を発表致します。
1.2024 日本自動車殿堂 殿堂者(殿堂入り) 5名

酒井文人 氏 モーターサイクルレースとモビリティ文化の道を拓く
酒井文人(さかい・ふみと)氏は、戦後のモーターサイクルレースの開催に携わり、二・四輪誌を刊行し健全なライダー・ドライバーを育成、国産メーカーの国際競争力を高める礎を築き、日本のモータリゼーション文化を高めることに、多大な貢献をされました。その偉業をたたえ、永く伝承して参ります。

下川浩一 氏 自動車産業研究の道を拓き国際ネットワークを構築
下川浩一(しもかわ・こういち)氏は、米国自動車産業の研究を皮切りに、日米自動車産業の経営分析に取り組み、日本的経営の復興を提言するとともに、国際的な自動車産業研究のリーダーとして、国際ネットワークを構築されました。その偉業をたたえ、永く伝承して参ります。

内山田竹志 氏 世界初の量産ハイブリッド車開発と次世代モビリティを主導
内山田竹志(うちやまだ・たけし)氏は、自動車エンジニアとして21世紀の資源環境問題に対応するため燃費向上を目指し、世界初の量産ハイブリッドシステムを開発、環境対応の主流技術として世界中に定着させるとともに、幅広いエネルギー問題への取り組みを主導されました。その偉業をたたえ、永く伝承して参ります。

大聖泰弘 氏 エンジン研究の道を極め国内外の新たな研究を支援
大聖泰弘(だいしょう・やすひろ)氏は、自動車排出ガスの浄化技術研究およびディーゼルエンジンの研究に取り組み、NOxなどの低減技術やエンジンの高効率化を提言、電気自動車の採用を促進する急速充電システムの開発など、永年にわたり日本の自動車技術の向上に貢献されました。その偉業をたたえ、永く伝承して参ります。

原昌宏 氏 日本発世界標準 誇り高きQRコードの発明者
原 昌宏(はら・まさひろ)氏は、1次元コードに代わる新技術の開発に取り組み、問題点を徹底検討、誤認を避け、誤り訂正機能を持つ大容量かつ高速読み取りが可能なQRコードを開発し、自動車業界のみならず広く世界に開放し、日本発の世界標準を生み出しました。その偉業をたたえ、永く伝承して参ります。
2.2024 日本自動車殿堂 歴史遺産車 4車

NS号 (1909年)
NS号は明治末期に島津楢蔵氏により独自に開発された、空冷単気筒エンジンを搭載した日本初のモーターサイクルで、その後の量産モデルへと続く国産モーターサイクルの源流となった、歴史的名車である。

トヨタ 2000GT(1967年)
トヨタ 2000GTは自社の技術を世に問うために、ヤマハの協力を得て開発された。国際速度記録を樹立、流麗なスタイリングを持つ日本製GTカーとして世界的に高い評価を得た、歴史的名車である。

スズキ アルト(1979年)
スズキ アルトは軽自動車の排気量が550㏄への拡大を機に、その本質を捉え、ムダや飾りを省いた低価格車として登場。当時低迷していた軽自動車市場を復活させ、今日の軽自動車の地位を確固たるものにした、歴史的名車である。

スバル レガシィ(1989年)
スバル レガシィは富士重工業の世界戦略車として、走りの質の向上を目ざしたイノベーションから生まれ、AWD技術やステーションワゴン市場を開拓するとともに、その後のスバル独自の基幹技術を確立した、歴史的名車である。
3.2024〜2025 日本自動車殿堂 イヤー賞 4賞

2024〜2025 日本自動車殿堂カーオブザイヤー(国産乗用車)
「トヨタ クラウン(セダン)」および開発グループ
上級セダンの新しいイメージ創造に挑戦
FCEVを含む多様なパワートレーンで環境に対応
パーソナルとビジネスユースを高い次元で両立

2024〜2025 日本自動車殿堂インポートカーオブザイヤー(輸入乗用車)
「ボルボ EX30」およびインポーター
日本にフィットするSUVタイプのコンパクトEV
オリジナリティの高いモダンでスマートなデザイン
高い運動性能と実用的な航続距離を実現

2024〜2025 日本自動車殿堂カーデザインオブザイヤー(国産乗用車)
「トヨタ クラウン(スポーツ)」およびデザイングループ
クラウンらしさを覆す大胆で戦略的なスタイリング
トヨタのフラッグシップSUVとして力強い造形
高品質の色とマテリアルを生かした魅力的な内装

2024〜2025 日本自動車殿堂カーテクノロジーオブザイヤー(国産乗用車)
「e-SKYACTIV R-EV:マツダ MX-30 Rotary-EV」および開発グループ
ロータリーエンジンを活用した新ハイブリッド
コンパクトな電動駆動ユニットの実現
既存技術を発展させ新たな分野への挑戦
・プレスリリース1 ・プレスリリース2・【報道関係者向け】写真素材
日本自動車殿堂 総覧 第一巻Oficial Book

特定非営利活動法人 日本自動車殿堂の創立15周年を機にこれまでの活動を第一期と位置づけ、その活動を網羅した永久保存版として刊行。殿堂者(殿堂入り)70名の業績、歴史車12台の紹介をはじめ、第一期の活動を紹介しています。全900頁、束80mm、糸綴・合皮装丁金文字高質仕上げ。定価28,000円(税別)。
さらに、式典開催に合わせ『機関誌JAHFA(年次報告書)』を発行しています。
『日本自動車殿堂 総覧 第一巻』/『機関誌JAHFA』のお申し込みは、
■日本自動車殿堂事務局(info@jahfa.jp)までお問い合わせください。